- zattako -

なんか描/書いてます。

Photoshopでモノクロ稿 その1~線画作成と前準備

 HowToを記せるほど経験値は高くないですが、先人の先生方のHowToを元に自分に合った方法として備忘を兼ねて作成してみました。
 他に方法が思いついたら変わるかもです。といいますか、「そんなめんどくさい事してんの!?」っていうトコロがあったらご指摘&時短方法を教えて下さる優しい方募集中です。 

 尚、描いてる私が激しく初心者ですので、かなりの初心者仕様になっていると思います。「そんな事いちいち説明しなくても知ってるよ!」て部分も多数あるかと思いますが、穏やかな目でお見守り頂けると幸いです。 

 仕上がりサイズは【A5】、入稿時のカラーモードは【モノクロ2階調】を前提としております。
 また、描いてる人、線画はアナログ派です。デジタルツールで主線を描かれている方にはさっぱり役に立たないと思いますが、何かのヒントになるモノがあればイイな。

 


■ 作業環境 ■
使用ソフト/OS:PhotoshopCS6 / Win10
PCスペック:hp CPU Core i7-7700 4コア8スレッド/RAM 16GB
モニタ:Gateway 21インチWide/フルHD(2K)
スキャナ:Canon 9000F-MarkⅡ

 

■ アナログ画材 ■
ZEBRA Gペン&スクールペン/Pilot 製図用インク
MAXON マンガ原稿用紙(同人誌用)
他PIGMAとかDr.MartinのBLEED PROOF WHITE、BLACK STARとか。
筆はこだわりなし。今はアルテージュ(よくわかってない)を使用しています。

Dr.Martin、日本販売終了で悲しい…。

 


□■□ 線画作成 □■□
 線画はアナログを貫きたい派なのでアナログです。
 原稿用紙に下絵はシャーペン、人物線をGペンで、ベタとホワイトまで入れます。スクールペンで効果線(集中線とか)もこの時点で入れてますが、photoshopのブラシの方が良い効果出せそうと思ったら、そのブラシを使用した状態を見越して作成します。

 線は細くても良いけれど、とにかく黒の濃さを意識。特に製図用インクは消しゴムの摩擦に弱い(薄くなる)ので要注意。じゃあ墨汁使えよって話ですよね(´▽`*)←人の話聞いてないカオ
 …いや…うん、自分的に製図用インクの伸びと滑りは今更手放せません…。
 ここで線が薄くなると、スキャンした時に線が飛びます。ホント気をつけよう。

 

 

□■□ 線画スキャン □■□
CAN○Nさんのスキャナを使用しておりますので、他社さんの仕様が解りません。何言ってんだコイツなところがあると思いますが、穏やかな目で(ry。

 ▼カラーモード:白黒(モノクロ二値)
 ▼出力解像度:1200dpi 
 ▼閾値設定:60(~70)

 取り込み設定でイジるのはこの3つ。
 後、画像設定は全部OFFります。
 出力サイズとか気にした方が良いのかなと思いつつ、余り影響を感じないのでデフォルトのままです。

f:id:lunanix:20190815220645j:plain

 閾値については完全に私の好みですので、ご自身の好みに合せるとイイと思います。 

 作業はグレースケールモードで行いますのでグレースケールでの取り込みもアリかもしれませんが、最終的に二値で入稿するので、できるだけ最終形態に近い状態で取り込んでます。

 因みに、同じ解像度だとグレースケールの方がファイルサイズは大きいですが、Scanにかかる時間は余り変わりません。USB2.0で繋いでJPEG取り込み1分30秒/枚くらい。PNGで取り込む時はまた別かも知れません。

 取り込んだファイルは、元データとしてフォルダにまとめてます。

 

 

□■□ 作業前準備 □■□


1)前準備の前準備
 入稿を予定している印刷所さんのサイトから、テンプレートをDLしてきます。
…そしたら、1200dpiのテンプレートがなかったので自分で作ります(´・ω・`)

 

2)新規カンバス作成

f:id:lunanix:20190815220910j:plain

 ▼幅:158mm
 ▼高さ:220mm

 A5規格サイズ(148mm*210mm)+塗り足し幅上下左右5mmで上記サイズにしています。入稿予定の印刷所さん側で塗り足し幅に指定があればそちらで作成した方が良いと思われます。3mmってトコロもあったような。 

 ▼解像度:1200dpi
 ▼カラーモード:グレースケール/8bit
 ▼カンバスカラー:白
 ▼カラープロファイル:作業用グレー:Dot Gain 15%

 私は二値で入稿する為、プロファイルの設定で、見た目に解る影響をほぼ受けません。なのでデフォルトの「作業用グレー:Dot Gain 15%」で設定していますが、グレースケールで入稿予定の方は、入稿予定の印刷所さんのテンプレに設定されているプロファイルに合せた方が間違いないかもです。 f:id:lunanix:20190815221036j:plain

 ▼ピクセル縦横比:正方形ピクセル

 常にデフォルト。解らないところは触らない(´д` )
 以上、「OK」ボタンで真っ白カンバスできあがり。

 


3)ガイド作成
 先述しましたが、塗り足し5mmでA5サイズの外枠と科白や人物等を納める基準になる内枠にガイドを引きます。

f:id:lunanix:20190815221851j:plain

↓ そしたらこうなる。水色の線がガイドです。

f:id:lunanix:20190815221921j:plain

こんな感じでガイドを必要なだけ作成します。今回は合計で8回。
入力数値は下記参照。仕上がりサイズはA5です、改めて念の為。

f:id:lunanix:20190815221943j:plain

 どこにガイドが必要かは、DLしてきた印刷所さんのテンプレを観察して判断します。

 ガイドを引き終わったファイルをテンプレートとして保存します。ファイル名は自分の解りやすい名前で。
 そんな感じでガイド作成及び事前準備おしまいです。

 

 

 無くても作業できるので省きましたが、トーン処理する用にK**%のグレースケールファイルを作成しておくと便利です。クリスタではデフォルトで装備されているらしいですが、photoshopでは自分で作らないとありません…(´д` ;)

f:id:lunanix:20190815222021j:plain

「K」は黒(Kuro)のKと覚えてます。厳密にはどうか知りません。
 K100%で黒、Webセーフカラーでいう#000000で、K0%で白(#ffffff)になります。グレースケールはK0%~100%の間のグレー階調で表現されるモードらしいです。

 詳細はネット検索で。


 

その2に続きます。
次は線画配置です。