Photoshopでモノクロ稿 その2~線画配置
読み込んだ線画をテンプレに配置する作業です。
□■□ 線画を配置 □■□
①その1で作ったテンプレを開きます。
②「別名で保存」で、別ファイルとして保存。ファイル名と保存場所は任意です。
最初に保存。後々だとうっかりテンプレに保存しちゃうので…(´д` ;)
③その1でスキャンして読み込んだJPEG画像(線画)を配置。
この時点で線画はスマートオブジェクトでの配置になっていると思いますが、ラスタイズは不要です。ていうかしてもしなくてもどっちでもいい感じ。
④任意の場所まで移動。場合によっては拡大縮小もアリです。
拡大縮小すると線画にアンチエイリアスぽいグレーが生じますが、最終的に二値化するので、この時点では気にしません。
⑤位置が決まったら、「レイヤー」メニュー⇒「画像を統合」で画像を統合します。
⑥線が飛んで気になるるとこ(スキャンで拾いきれなかったところ)をブラシツールで繋げていきます。カラーは黒(K100%)で。
⑦主線を浮かせて別レイヤーに移します。
1)Ctrl + alt + 「2」or「3」キーで、選択範囲を読み込み
このコマンドは、色の濃淡を含めて選択してくれます。アルファチャンネル由来のコマンドっぽいです。
JPEG線画を配置した時に拡大縮小していない(=グレーが発生していない)のであれば、自動選択ツールの使用もアリですが、少しでも拡大縮小していたら、線が大変な事になるのでオススメしません。
2)「選択範囲」メニュー⇒「選択範囲を反転」
3)新規レイヤー作成
4)黒(K100%)で1)の選択範囲を塗りつぶし
5)選択範囲を解除
6)背景レイヤーを非表示
普段、透明色背景で作業されている方は、7)8)すっ飛ばして9)に行きましょう。
7)背景レイヤーと3)で作成したレイヤー(線画)との間に新規レイヤーを作成
8)7)の新規レイヤーを白(K0%)で塗りつぶし
9)レイヤー名を解りやすい名前に変更
9)のレイヤー名変更は、作業される方の好みで。私は結構何枚もレイヤーを使ってしまうので、面倒でもできるだけ名前を付けています。
↓⑦の作業を画で説明するとこんな感じ↓
以上で線画配置完了です。
省いていますけれど、保存はこまめにしておいた方が良いです(切実
□■□ 線画配置後のゴミ取り □■□
カンバスの白いところを自動選択ツールでクリック→「選択範囲を反転」して、目に付いたゴミを適当に消していきます。1200dpiなので目に付くほど大きいモノのみでイイと思います。神経質になるとキリがありません;
適当に切り上げて、後は作業中に気になるところがあれば都度消していく感じで。
あと、アナログ線画を取り込むと、「ホントにコレで大丈夫なの!?」てくらい線がヨレヨレで汚く見えますが、決してツール等で形を整えようとしてはイケマセン。そこにハマったら年単位で作業が終わりません。大丈夫、ちゃんと印刷されます。
その3に続きます。
次はトーン貼りです。長いです。